チャイコフスキーのバレー音楽「くるみ割り人形」。
その中の「金平糖の踊り」で、全編に渡って流れるかわいいけど、ちょっと不思議な音、それがチェレスタの音です。
チェレスタは、昔、小学校に置いてあったオルガンのような形で、鍵盤がついていて、まさに見かけはオルガン。しかし音色は鉄琴のような音です。
ピアノはハンマーで弦をたたくのに対して、チェレスタはハンマーで金属の音板をたたいています。この楽器を最初に世に広く広めたのは、チャイコフスキーといわれています。その後ラヴェルやレスピーギなどが、水や光を連想させるところに、チェレスタを多く使っています。
チェレスタはクラシックのみならず、映画音楽にも登場します。
「ハリーポッター」や「スターウォーズ」「ET」など、印象的な場面であの音色を聞かせてくれています。
2021年9月12日(日)福岡市民会館
橘フィル第16回定期演奏会で「くるみ割り人形」を演奏します。
久しぶりに、私もチェレスタで参加します。
生のチェレスタの音を聴いてみたい方は是非、足をお運びください。
F.K.
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